前章↓ https://scratch.mit.edu/studios/29586791/ ※また確認していません!ご了承ください! 「なんでって・・・なんか文句ある?」 「いやないけど・・・」 医者が見ている先には、シャルがいた。 「っていうか!アンタも私見えるの!?一体どうなってるの・・・」 「見えますけど・・・」 はぁ・・・と医者がため息をつく。 「ず~~っと医者をやってたら、この世にいないはずのものを見られるようになったんだよ。他に何か理由あるか?」 「ありまくり」 「え~~?」 医者がふっと笑う。 「あいつのことか?あいつだって見えてるよ、お前のこと」 「・・・そう」 シャルがそう呟いてうつむく。 「で、順調なの?」 「状況把握が早すぎ、っていうか私何も言ってない」 「顔で言ってる」 「でた、顔で把握」 医者がくすくすと笑う。 「まぁ・・・手遅れになる前に早く進めないとだね」 「分かってるじゃん」 分かってるよ、と医者がこたえる。 「じゃあよろしくね・・・花咲紅」 数日後。 「ハチちゃん!」 誰かに肩を触られ、ハチは振り向く。 「久しぶり!」 「マ、マイカさん!?」 ハチはびっくりした拍子に地面に倒れてしまった。 「あ!ごめん!驚かしちゃった!?」 「あ、大丈夫...」 いてて・・・とハチは起き上がる。 「ど、どうしてここに・・・」 「え?だって今日準決勝でしょ?」 「そうだけど・・・どうしてここに・・・?」 マイカはにこっ、と笑う。 「ハチちゃん達の相手は私達だよ!」 「・・・え?」 ハチは困惑した。 (で、でも・・・予選のときに私達が勝ったんじゃ・・・?) すると、マイカが何かを察してこたえる。 「予選は、"4連勝"すれば本選に出られるんだよ!あれから私達、4連勝したの!」 「えええっ!?そ、そうだったの!?」 うん!とマイカはにっこりとこたえる。 「だから次はハチちゃんとのリベンジマッチ・・・臨むところだよ!」 「こっちだって!」 「あ・・・でも次勝つと悪夢試合が待ってるからな・・・勝ちたいけど勝ちたくない・・・」 「それ言っていいやつ?」 ハチがそんなことを言っていると、 「ハチっ!ああ・・・こんなところにいた・・・」 後からミントがやってきた。 「ハッ!?ミント師匠!!」 マイカがそう言ってミントの前に立つ。 「え・・・」 「師匠!!っていうか先輩!!っていうか師匠!!」 「え~っとどっち?」 ハチの言葉を聞かずに、マイカはそのまま続ける。 「この度はリベンジマッチということで!!よろしくお願いします!!」 「え・・・あ・・・うん?」 ミントは口を開けてぽか~んとしている。 「ちょっとまって・・・一回状況整理を・・・」 「はっ!やばい!試合開始まであと少し!!それじゃあまたね~!!」 「あ・・・マイカさ・・・」 ハチが言い終わる前にマイカは走って行ってしまった。 「・・・・・・」 ハチがぽか~んとしていると、ミントがハッとしたように言う。 「ああそうだった・・・あのとき・・・予選のときに・・・」 「あ・・・えっと・・・ミントさん大丈夫ですか?」 「試合まで少しだから早くリス地行くぞ・・・」 「え~っと私の声聞いてます?ミントさ~ん」 『なんと今回はリベンジマッチ!』 『マイカさん、アカリさん、ヒカリさん、ユカリさんチームと・・・』 『ハチ、エイト、カサネ、ミントのチーム!』 『さて、どちらが勝利し、どちらが決勝への切符を手にするのか!』 『それではいくぞ!lady・・・』 「ちょおおおおおおおおっっとまったあああああああああああああ!!」 試合会場にとても通りのいい声が響く。 『な、何かあったのでしょうか・・・』 「ありまくりだわっ!!」 「ああああっ!!ユ、ユウラ!」 その声の主は、ユウラと言われたガールだった。 「アカリィっ!!アンタぁっ!!ケガしてるでしょうが!!!!」 「なんで知ってるのっ!?」 アカリがうっ・・・という顔をする。 「えっ、ケガしてたの!?」 マイカがアカリの方を向く。 「じ、実は・・・昨日、棚の角に足をぶつけちゃって・・・」 そう言ってアカリはキズを見せる。 「うわっ!?これどうしたの!?」 「その後、絆創膏をとりにいこうとしたら・・・棚の上にあったものが落ちてきちゃって・・・ちょうどキズのところに・・・」 「うわあああっ!?やめて!それ以上言わないで!」 マイカが耳を手で覆う。 「ケガしてるなら試合でれないでしょ!だから私が変わってあげる!」 「で、でも・・・」 「いいから!気にしないで!」 「ありがとう・・・ユウラ・・・っていうかなんでキズのこと知ってるの...」 アカリが聞くと、ユウラは答える。 「だって~!昨日会ったでしょ!私達!」 「うん」 「そのときすでに痛がってたし!」 「う・・・バレてたか・・・」 アカリがそう言ってリス地から出る。 「いっ!!」 出た瞬間、アカリが足を抑える。 やはり我慢をしていたようだ。 「アカリ!」 「大丈夫!?」 「うん・・・大丈夫・・・」 アカリが笑顔でこたえるが、顔がかなり我慢しているように見える。 「無理しないでね」 「うん・・・」 『ええっと・・・用意は整いましたか!?皆さん!』 「全員元気です!」 「健康チェックじゃないのハチちゃん・・・」 カサネがハチにツッコむ。 「みんな元気です!」 「だから健康チェックじゃないんだってユウラ」 同じく、マイカがユウラにツッコむ。 『それでは行きますよ~!lady・・・GO!』 【第二十二話終わり 第二十三話に続く】