骨格を含めて車両全体が全焼した場合でも、技術的には復元できる可能性があります。 ただし、通常の「修理」という範囲を大きく超え、車両をほぼ一から再構築するような大規模なレストアになると考えられます。 エンジンやトランスミッションは分解して状態を確認し、必要に応じて再生または交換する必要があります。配線、ECU、センサー、内装、樹脂・ゴム部品、ガラス、灯火類、足回り、ブレーキなども、火災による損傷が大きいため、基本的には交換や再生が必要になります。 特に問題となるのが車体の骨格です。高温にさらされた鋼材は、外見上は問題がないように見えても、変形や材質の変化が発生している可能性があります。そのため、単純に骨格を修正するだけでは十分ではなく、車体の寸法や強度などを専門的に確認する必要があります。 そのため、骨格まで含めて完全に全焼した車を復元する場合は、「元の車を修理する」というよりも、「元の車両をベースとして、ほぼ一台の車を新たに組み直す」というイメージに近くなります。 非常に希少な車や歴史的価値のある車であれば、多額の費用と長い時間をかけて復元することは考えられます。しかし、一般的な車の場合は、修理費用が車両価値を大幅に上回る可能性が高く、経済的には現実的ではないケースが多いです。 したがって、骨格まで完全に全焼した車は「絶対に復元できない」というわけではありませんが、通常の修理ではなく、専門業者による大規模な再生作業が必要になると考えられます。