現在、絵師として活動をずっとしている色彩瑠璃。 中性で年齢もわかっておらず、どこか儚さを感じる人。 しかし、本当の名は“色彩 瑠璃”ではなかった。 何年前なのかは不明だが、瑠璃が高校生あたりの頃の話。 父親を幼い頃になくしていて、片親の状態で育った瑠璃。 家族には母親と妹がいた。 そして、親友...いや、それ以上に仲が良く、ずっと一緒にいた1人の男の子がいた。 瑠璃は家族と親友と一緒にいるのが大好きだった。ずっとこのままがいいと本人も強く願っていた。 本人はこの頃から絵を描くのが趣味で先生には内緒でSNSに自分の絵を発信するなどもしていた。 今持っている能力「無限色」は気づいたら取得していたという。 しかも、その頃は無限色というのはもっと強い能力であり、覚醒技があったり、とても大きいものを描いたら出せたりなどしていた。 しかし、悲劇は起こった。 うまくイラストが描けなくてむしゃくしゃしているとき、少し気分を変えるためとベランダでくつろいでいた。簡単なイラストを具体化させる能力を使って遊んでいたとき、なぜか覚醒技を発動してしまった。 無限色の能力は、とても操作が難しいのだ。 別にここまでは問題なかった。なんたってステータスが上がったりで、あまり周囲に影響はないからだ。 その油断がいけなかった。 自分の手には、今まで出したことがなく、存在しないはずの“黒のカラーボール”があった。 そこから、瑠璃はまるで人格を乗っ取られたかのように暴れ出した。 黒のカラーボールの能力は“人格変更”。 遊びでの能力の使いすぎによって、自動で発動され、別の人格が出てきてしまったのだ。 気づいたが無限色の能力を手にしたのは幸運だったりではなく、最悪なことだったのだ。 能力によって、自分が住んでいる街が一瞬にして色のない、無彩色な世界へと変わった。 しかも、その時の能力の強さは、現在よりもとても強力だったため、全員の動きが止まり、 街人全員の体力を吸い、街の人達は次々と倒れていった。 母親、妹、親友は偶然街を出ていて、助かっていた。 でも家に帰ろうと街に入ったとき、3人の視線が同時に暴走状態の瑠璃に向いた。 3人ともすぐに異変に気づいていた。 とりあえず止めようと動き出したが、能力が強すぎる瑠璃の前には手も足もでなかった。 そのまま3人は筆(武器)で散々殴られてタヒ亡。 数時間後 瑠璃がもとに戻ったとき、自分が住んでいた街は色も活気も失っていて、足元には“赤色の絵の具”が飛び散っていて、大切にしていた3人のタヒ体があった。 瑠璃は声も出なかった。自然と体が崩れ落ち、絶望でいっぱいの表情をしていた。 そこで、さっきまで暴れていた人格が、瑠璃本人に問いかける。 「惨めだな。こんな記憶忘れたいってか?貴様の能力の強さと引き換えに記憶を消してやろう。そして、私はもう二度と出てこないと約束しよう。」 最初は自分のこれまでの楽しい思い出を消したくないと思い、拒否しようとしたが、 自分の手で大事な人を56したという現実から逃れたかったため、言うことを聞くようにした。 そう、忘れたくなかったけど忘れたかった記憶を真っ黒に塗りつぶしたのだ。 はたまた数時間後 瑠璃は病院で目が覚めた。 別の街の病院に運ばれたようだ。 その時は記憶を消したため、自分の名前は何なのか。性別、年齢はなんなのか。 さっきまでなにが起きていたかをすっかり忘れていた。 医者には原因不明の記憶喪失と言わされていた。 絵が好きというのは本能だったのか、はっきり覚えていた。 記憶が戻る感じがまったくなかったため、偽名として自分の名前を“色彩瑠璃”とした。 性別すらわからないため、中性とした。 本当の自分はどんな性格だったかも忘れたため、なんとなくでこうしているんだとかなんだとか。 瑠璃は完全に記憶をなくしていたが、忘れてはいけないこと、大切な思い出を忘れたと感じていて、絵が好きというもとから続いている本能があれば記憶を思い出す鍵になると思い、 記憶をがんばって思い出そうと、前よりもずっと絵を描き続けている。 本人はなぜなのかわからないが、血の色をした真っ赤と全てを破壊しそうな真っ黒の2つを本能的にトラウマのように感じていた。
なんでつくったかって? 気分に決まってんじゃん☆(((