私は天界で生まれた。 名前は「ケイム」 生まれた時から、 頭には黒いツノが生えていた。 それに髪も灰色。 みんなと違う姿だった。 お母さんは優しく抱きしめてくれた。 「大丈夫。この子は悪魔なんかじゃない。」 そう言って笑ってくれた。 でも…… 周りのみんなは違った。 『悪魔だ……。』 『気持ち悪い。』 『天界から出ていけ。』 私は何もしてない。 ただ生まれただけなのに。 誰も遊んでくれない。 誰も話しかけてくれない。 私は毎日一人だった。 だから私は、 静かで暗い場所ばかりにいた。 ある日。 いつものように一人で歩いていると、 後ろから声が聞こえた。 『悪魔がいるぞ!!』 振り返った瞬間、 何本もの木の枝が飛んできた。 「やめてっ……!」 一本の枝が 私の羽へ深く突き刺さった。 「ぁぁっ!!」 私はその場に倒れた。 みんなは笑っていた。 『もう飛べないね。』 『悪魔にはちょうどいい。』 私は痛みより、 その言葉の方が苦しかった。 何日経っても、 羽は治らなかった。 飛ぼうとしても、 痛みで体が動かない。 私はもう、 『空を飛べない天使になってしまったんだ。』 その日から私は、 誰とも話すこともなく、笑うこともなかった。 人が怖い。 明るい場所も怖い。 うるさい場所も怖い。 私は暗い森へ行き、 狭い洞窟の中で一人暮らすようになった。 そこなら誰も来ない。 傷付けられない。 でも、 ある日一匹の猫が近付いてきた。 私は驚いた。 「私が……怖くないの?」 猫は何も言わず、 私の隣へ座った。 その日から、 猫だけが私の友達になった。 私は今でも思う。 どうして…… ツノがあるだけで、 こんなにも嫌われるんだろう。 どうして…… 私は天使なのに、 誰も信じてくれないんだろう。 私は今日も、 誰もいない暗い場所で、 静かに空を見上げる。 「……いつか。」 「いつか……私を"ケイム"として見てくれる人に、 出会えますように。」 -end-
曲:信じることが怖い feat ⚠️グr注意! 結構頑張って作ったんだけど……下手だなぁ……