先生といっしょに家庭科室まで歩く。 「おい、アンバー。お前料理できるのか?」 「できますよ!イナゴの佃煮とか!」 「絶対お前に料理の主導権握らせないからな。」 「炭化したロールキャベツ作った先生に言われたくないです!」 家庭科室に着いた。 まな板ごと包丁で切られており、コンロは黒焦げだ。おまけに足元には白い粉が散らばっているし皿も割れている。 「⋯。片付けが先ですね。」 「⋯やだ⋯。」 「へ?」 「俺!片付けなんてやりたくねぇ!」 「だめです先生!やらなきゃ!」 「うわぁぁん!」 「泣きたいのはこっちです!なんで先生の後片付けやらなきゃいけないんですか!」 「うぅ⋯わかったから⋯腹減った!」 片付けに3時間かかった。 「やっと片付きましたね!」 「おん⋯」 「さぁ⋯作りましょうって⋯先生?」 未完先生が僕にもたれかかってきた。 「疲れた⋯」 「チッガキかよ⋯じゃなかった!先生!ここの椅子に座っていてください!」 「ガキ⋯?」 僕は、ほぼ1人で片付けた家庭科室で料理を始めた。 もちろん、イナゴなんて無いので、ちょうど残り二人分の材料があるのでロールキャベツを作った。 「熱っ!」 鍋の金属の部分に手が触れてしまった。 「大丈夫か!?」 未完先生が急に後ろに走って来て僕の手を掴んだ。 「すぐ冷やせ。俺がやるから。」 未完先生に料理をバトンタッチしたのが悪かった。 なぜか炭化したロールキャベツになってしまい、夕飯抜きになった。 この先生⋯不幸の塊⋯?
あとがき 未完の新しい能力(?)が開花しましたねw(終わり) 前回: https://scratch.mit.edu/projects/1382796645/ 次回: https://scratch.mit.edu/projects/1383951002/