下に小説あり ▶参考 @Wa-I427 様 ▶製作時間 1時間 ▶使用プログラム sin ▶旗二回必須 学校が怖いと思ったのは、ふとした12歳くらいの時だった。 ≪卒業式≫ その文字がきれいに彩られた3月19日。 自分の隣に座った二人の女子。 綺麗にポニーテールに結んだ女子とショートカットの女子。 二人はよく絡んできて、少々うざいと思った時もよくあったが、クラスの真ん中にいる二人組の誘いを断ることはできず、大体一緒にいた。 卒業式の退場時、やっぱり二人は僕の隣にいた。 「ねぇ、葵~」 僕は 鳥木 葵。 クラスの中で隅っこにいる系の陰キャ男子。 皆より暗い肌の色であまり人とかかわることのなかった僕。 「今日さ~、一緒にプリ撮りに行かない~?」 ポニーテールの女子、天塚 桜。 強引に断れない雰囲気を出して僕の顔を見つめる。 「え、ぁ、う...ん。」 前も僕は桜に引っ張られてプリを撮りに行った。 人ごみに紛れて最後には離れたところで 【飽きたから解散で!!】 というメッセージを残してふらっと消えた。 ___卒業式後__ 「一緒にいこ!!!」 「ぁ..うん」 ひきつった笑みを浮かべて二人の間に並んだプリクラ。 その時のプリクラはもうゴミ箱の中だ。 【まじ性格おかしい、クラス同じだから一緒にいただけなんだけど...ww】 他のクラスメイトに添付された僕向けへのメッセージ。 桜からだった。 それから僕はもう、誰も信じれなくなってしまった。 桜の言葉がクラス中に拡散されてから僕のもとへ話しかけてくるトモダチは誰もいなくなった。 ゲームにも誘わなくなった。 まるで僕は使い捨てのお人形のようだ。 一緒にたくさん撮られたプリクラも、 笑ってつかんだクレーンゲームのぬいぐるみも、 今も僕の奥の部屋にしまい込んである。 思い出も一緒にほこりをかぶって。 僕はそれを思い出したくない、 ずっと、いつの日も。 Fin.