――朝。 校庭。 全校生徒が一堂に集められ、始業前の全校朝会が行われていた。 壇上では校長がマイクを握り、今日も今日とて長々と話をしている。 校長「えー、皆さん。まず初めに、日頃の学校生活についてですが――」 「…………」 校長「最近ではですね、皆さんの生活態度に――」 「…………」 校長「特に挨拶というものは、人間関係を築く上で非常に重要でありまして――」 「…………」 一人の男子生徒が、露骨にうんざりした顔で校長を見ていた。 竜乃川 虎介。17歳。 黒髪の中には、数か所のシアン色のメッシュ。 さらに別の部分には、根元の黒から毛先に向かって白くなる髪が混じっている。 かなり特徴的な髪だが、本人はまったく気にしていない。 というより今は、それどころではない。 「クソが」 隣にいた少女が、聞き慣れた声に振り向く。 桜井 澪。 澪「そんな怒ることじゃないでしょ。いつものことだし」 虎介「校長の話長すぎんだろがよ……」 澪「毎回それ言ってるよね」 虎介「毎回長ぇからな」 澪「まあ、あとちょっとじゃない?」 虎介「その『あとちょっと』が長ぇんだよ」 校長「――というわけで、皆さんも今後より一層――」 虎介「…………」 澪「……また始まった」 虎介「もういい。俺は空でも見てる」 澪「こら」 虎介は露骨に視線を空へ向ける。 青空。 雲ひとつない。 平和な朝。 ――ただし。 虎介にとっては、校長の話が一番の敵だった。 そして。 校長「では、最後に――」 虎介「まだあんのかよ」 澪「あるみたい」 校長「皆さんに、親睦を深めてもらうため――」 虎介「…………は?」 校長「ちょっとしたゲームを行います!」 生徒たち「おおー!」 虎介「…………」 澪「良かったね」 虎介「何がだよ」 こうして。 朝から妙に長い全校朝会の後に―― 最悪の時間潰しが始まった。 校長「それでは皆さん、今から簡単なゲームを行います!」 虎介「……」 澪「なんか嫌な予感する」 虎介「奇遇だな。俺もだ」 校長「ルールは簡単!全校生徒をいくつかのグループに分け――」 虎介「帰っていい?」 澪「始まってすらないよ」 校長「それぞれ協力していただきます!」 虎介「協力とかいう言葉が一番信用ならねぇ」 澪「そんなこと言わないの」 教師「はい、では前から順番に並んでくださーい!」 虎介「うわ、マジかよ……」 澪「ほら、行こ」 虎介「……この学校、もっとマシな時間の潰し方ねぇのか?」 澪「ないんじゃない?」 虎介「終わってんな」
基本設定 属性について この世に最初に現れたのは”光”神に光が当たり、この世に最初の影ができた。(その前はどうなってたんだよ)その影から、”闇”が生まれた。闇に光をもたらすものとして、”炎”が作り出された。荒れ狂う炎を制御するため、”水”が作り出された。強大すぎる闇を抑え込むため、”雷”が作り出された。 とされている。 最初だからあんまおもんないけど、まあ。うん