ただの好奇心だった。 「一切寝ずに朝を迎えればどうなるのか」 その好奇心だけだった。 だが、それが僕を駆り立てた。 11時を回った。 本来ならとっくに寝ている時間だが、 起きた。ただオールをするために。 1時を回った。 ねむい。あまりにも眠い。 体中が痛い 3時を回った。 あと3時間。たった3時間だ。 楽なことこのうえない。 5時を回った。 太陽が見えてきた。 そろそろだ。そろそろ終わる____ ついに6時。 普段起きる時間になった。 その瞬間だった。 俺は全てを知った。 「そうか」 「この手にあるものが」 狂う理由。 境地へとたどり着く理由。 強くなる理由。 それが、ここにあった。 眠いはずなのに。辛いはずなのに。 頭が冴えている。 異常な程に。 人は狂わなければ 限界突破が出来ない。 だが、寝ずに朝を迎えるという 苦行のおかげか。 僕は変化した、
たまっち