(これは小説です!小説は下) ・これは私のforsakenAU「ペリドットバース」の小説です!(NotShip) ◎登場人物 ・XP ・スペクター (XP視点です。) 世界は壊れていた。みんなが操り人形のように、〇し合いをしていた。まるで戦争が再び始まったみたいだった。 でも待って。私はさっきからここを動いていない。いわゆる棒立ちだった。 じゃあ何故、私は襲われない? そう考えていると、いつのまにか私の目の前にはスペクターがいた。 でもなんか違う。けど、私に対する優しい雰囲気は変わっていない。そこが少し怖かった。 そして、私は見知らぬ空間にいた。しばらく観察してみると、ここには「サバイバー」と「キラー」がいて、キラーとサバイバーは殺し合いをしているようだった。この世界も、スペクターが作ったようだった。 「ねぇ。これ、貴方がやったの?ここに私やこの人たちを連れて行ったのも貴方?」 スペクターは頷いて、さぞかし嬉しそうに言った。 「そうです。すべて私が引き起こしたものです。私はあの方たちをこの『見捨てられた』世界に連れて行きました。……つまり、貴女も私の引き起こした殺戮によって見捨てられ、私に連れてこられたということです。」 やっぱりだ。ここには私と同じロブロクシアンがいる。ということは、何らかの条件があってここに連れてこられたということになる。その仮説は正解だった。 「じゃあ……もう一つ聞くよ。___楽しい?」 「当たり前じゃないですか。」 「……当たり前、ね。じゃあさ___」 「___他人の幸せって考えたことある?」 私がそう言うと、スペクターの動きが止まった。そして、鼻で笑いながらこう言った。 「……考えるわけがないでしょう?そもそも貴女は他人のことばかり考えすぎで___」 「そういうとこだよ。その自分だけが幸せになればいいって思考だよ。」 私はスペクターの話を遮るように言った。そして、私は話を続けた。 「そんな考え方をするならさ、なんであの時、私だけを残したの?今の現状が貴方の幸せって言うなら、あの時に私のことも殺せばよかったじゃん。」 「………」 スペクターは黙り込んだ。 私はさらに続けた。 「あの時は気まぐれだって言いたいんだよね?それでも、私は嬉しかったかな。私だけ残して、他の皆を成敗してくれてさ。」 「………」 「だから言いたいんだ。……貴方には自分の幸せだけじゃなくて、他人の幸せも願っていてほしい。あの時みたいな感じでさ。……貴方が今ロブロクシア全体で引き起こしているこの現状も、貴方だけが望んでいること。だから、他人の幸せを考えられてないってことになるよね。」 「……」 「あの時の貴方はさ、私にこう言ってくれたよね。『可哀そうに、私が救ってあげようか。』ってさ。それって貴方も私の不幸を哀れんでたってことだよね?つまり、貴方とは赤の他人の私に幸せになってほしかった、ってこと?じゃあさ、この世界、平和にしてみない?その方が、貴方には似合ってると思う。」 「………貴女のような、勘のいいガキは好ましくありませんね。あの時救わなければよかったとは言いませんが。ですが___」 「___まあ、いいでしょう。貴女には私と並ぶ管理人として、世界の書き換え、及び全キラーの洗脳の解除、記憶の改ざんを許可しましょう。ただし、私が了承した範囲内での書き換え、改ざんとなりますよ。」 「……分かった。ところで、貴方、名前は?同じ管理人として名前を知ることは大事だと思うけど。」 「おっと、忘れていましたね。___私はスペクターと申します。貴女は?」 名前。そういえば、私の名前はなかった気がする。でも、ないなら作ればいい。 「……XP。私の名前だよ。」 この名前は、虐められていた時の私の机に描いてあった落書き文字だった。たまたまそう見えただけだったけれども。 「XPですか。……その名前、貴女に似合っていますよ。」 「……そう?で、さっきの件、管理人として実行させてよ。時間はかかるかもだけど、私ならできる。」 「はいはい。分かっていますよ。では、こちらに来なさい。」 こうして、私はスペクターと同じように管理人として、この世界を平和に書き換えた。 この世界は「forsaken」と名付けられていた。 私はその名前を意地でも消したくなかった。だから私は、石言葉に「平和」「幸運」「希望」がついているペリドットを、その名前に付け足した。 これが私の「ペリドットバース」。私がここにいる限りは、みんなが幸せになれる。もう私みたいな思いはさせない。殺しのない世界で、みんなを幸せにするんだ。 ___これが私の役目。