旗を押すと、現在公開可能なキャラクターの説明が見られます。本編はメモとクレジットです。 〈調べられるキャラクター〉 エミポロイドしゅうせい エミポロイド アカネしゅうせい アカネ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回 https://scratch.mit.edu/projects/1351628442/ 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1377256455/
…痛い。燃えるように…皮膚が悲鳴を上げている。熱くはない。…いや、どちらかというと… 「暑い…」 そう、なんだろう…地面はサラサラとした、砂のようなものでできている。だけど僕が知る砂とは大きく違う。乾いている。 「しゅうせい!起きろ!」 誰かが僕を呼んでる。誰?…アカネかな…僕は死んだんだ。呼ばれることなんてない。呼ばれる必要も、それに答える理由も… 「お前生きてんだよ察し悪いな!」 「…え?」 目を開く。空を見ると、太陽が燦々と燃えている。地面を見ると、黄色くて熱い砂が……熱い砂… 「あっっっつ!?」 「びっくりしたぁぁぁ!?」 そう叫んだのは、アカネだ。僕に…いや、僕によく似た人物に燃やされる直前に見た姿と違いのない姿だ。 「僕は…生きてる?」 「あぁ、なんとかな。私が頑張ったおかげだぞ?」 頑張った…? 「あぁ、お前は実際、一回死んだ。だけど、私も悪魔だ。お前の魂と体を持って、お前に能力を使わせて安全な場所に逃げた。そして、ここにたどり着いた。」 ……そう言っているのがようやくわかるくらいの暑さ。もはや頭が痛いどころじゃない。熱いを通り越して寒い。 「…あー…そういやお前、半分とはいえヴァンパイアだったな。生憎だが、今は体を乗っ取れない。近くに町があるはずだ。とりあえずそこまで歩け。」 「…あ…あれから、どれくらい…たったの?」 その質問が来ると分かっていたように、アカネは質問に答えた。 「…2ヶ月とちょうど1週間…体感だがな。こっちじゃ時の流れがよくわからねぇ。私たちの世界とはまるっきり違うかもしれないし、同じかもしれない。少なくとも…それだけ長い間、お前は死んでいた。」 …死んでいたって? 「そう。お前は起きるまで死んでた。」 「なら、どうして僕に『起きろ』なんて言ったのさ?」 もし死んでいると分かっているなら、それを言っても意味ないはずだ。たとえ時間が経てば生き返るとしても。 「指が動いてたから。あ、起きるなこいつって思ったから起こした。」 「…というか、せっかくなら街に飛べばよかったのに。」 「仕方ないだろ。忘れてるかもしれんが、私は死んでるんだ。物理的には運べねぇよ。それに私も疲れてたし、死体を人間が大量にいる場所に置いとくわけにもいかんだろ。」 「それもそうだ。」 …そういえば、カイトは?刀をさされていたはず… 「ねぇ、カイトは?」 「…悪いが、2人分は持ち運べなかった。」 …そっか。まぁ、そんなに都合よくはいかないか。 カイトは死んだ。それはもう仕方ない。こんな世界では死を引きずることさえ時間の無駄になりかねない。