「おそかったのよ、ぜんぶ」 「なくなってしまえばよかった」 「でもできないからなくなったの」 「こうなってほしかったのでしょう」 「こうなってほしいとおもったのでしょう」 【つぎはだれでしょうね】 見慣れた廊下を歩く コツコツという靴の音と窓から入ってくる桜の桃 普段は無機質な廊下が赤く染まる時間 いつも通りなのいつもと違う、そんな時間がたまらなく好きだった だが今日はいつも違かった、 そして見てしまった 桜の木にあるソレを 怖いと感じ顔も見ずに逃げいつの間にか土を踏んでいた。 そこで感じた違和感 この時間帯、いつもなら門の前にいるあの子がいない 普段ならいじめっ子を避けこの時間帯に帰宅するはず 恐怖心よりも好奇心が勝ってしまった。 あの桜に木に戻る。 まるでソレに会いに行くかのように 202X年〇月〇日 静岡県 華道女子高等学校で女子高生が発見されました。
bgm;甘茶の音楽工房 フルベクターヒューマン作品の中では最高傑作