「happy birthday」 8月5日。朝、作者は違和感を感じていた。 なにかいつもに増してみんなが不自然だ。心なしか避けている気もしている。 …はっはーん?さては何かのサプライズだな? ま、そうだよね〜?だって私誕生日だも〜ん!! すまないね諸君私は勘のいい女だからな。そこらにいる少女漫画ヒロインのようにサプライズをされてふぇぇ?♡あ、あたち今日誕生日だったぁ♡とかならないから!!!このあてくしを騙そうとは…100年…いや1000年早いわ!!! ふふふ…暫く騙されたふりでもしようかなぁ… そう考えてた頃、近くでガサガサっ、と音がした。 ん? 音は止むこともなく、なり続けていた。 作者は音の鳴る方へと向かう。 そこには___ 作者が貯蔵していたポテチコレクションを貪り食べている呪とアイスが居た。 「ゴラァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!」 作者の声が家に広がる。 「やっべバレた」 「音出して食べるからじゃん」 呪達はポテチを手いっぱいに抱え、逃げ始める。それを追いかける作者。 世界はこういう状況の事を『カオス』と呼ぶ 時は飛び数分後。 正座をしている1人と一骨。作者はその前に仁王立ちをしている。 「いやさぁ、なんかこう、もっとあるじゃん?サプライズとか。」 「なんで普通に人の菓子食ってんだよッッッッ!!!」 「普通にではねぇだろ」 「黙れ」 「これじゃ私がきっとサプライズをしてくれると思っている浮かれた奴じゃねぇか!!」 「実際そうでしょ」 「黙れ」 めんどくさそうにしていた呪いがため息混じりに言った。 「それよりもさぁ、」 「あ゛ぁ゛ん??何がそれよりもじゃぁ」 「早く起きたら?」 「___は、」 目の前が暗くなった。なんか体があったかい。 目を開いた。自分の部屋の天井だ。布団に挟まれていた。 だるそうに目を閉じる。 夢かよ、 そう思った瞬間近くでパァン、とものすごく大きい音が聞こえた。 急いで目を開ける。視界がカラフルだ。なんだこれ、ヒラヒラ、? 混乱をしている間もなく、何かを顔にぶつけられる。 「ははっ、」 夢の中でも聞いたあの声が聞こえた。 「「「「「happy birthday!!!」」」」」 「え、なにどゆこと、、?」 布団から出た。顔に当たった何かを手で拭いた。クリームだ。 「...私は止めましたからね?」 頭を抱えて顔を逸らしているメモリーが言う。 「て、てめぇらぁぁッ!!!」 「はっはっはっ!!似合ってるぜその顔!!写真撮ってやるよ!!」 「そうですよ!似合いますよ!」 「あのねエルミカちゃん情けなのか弄りなのかわからないけど便乗しないで」 「本心です」 「マジかよこの子」 「まあまあケーキも下に用意してあるし、食べようよ!メモ君も研究中断して来てくれたんだし!」 「黙っててください」 「ほ〜ん??」 「ほらもう悪いこと考えてますよこいつ」 「メモリーの命の研究を???やめてこっちきて祝ってくれてたんだぁ??」 「あーはいはいそうですね」 「僕下降りてケーキ先食べとくねアイスと一緒に」 「え、俺も?」 「おい主役が先だろ」 「無駄話ばっかだも〜ん」 「うっせ」 話しながら階段へ向かう途中、後ろで、微かに聞こえたあの子の声。 「happy birthday!」