左右をタップで進んだり戻ったりできます。 アニメ風絵の練習Part2!なんと小説付き。(久々に小説書いたのでお見苦しいところあるかもしれませんがご寛容に...。)もちろんメモクレにある小説と絵はリンクしています。全3枚!小説にリンクしている絵の番号を①、②、③とふっておきますので、ご活用ください! (絵の方はまたしても加工ビフォーアフターのおまけもついています。さらにプラスでネタ画像?もあります) 登場キャラ ・夜鷹優(新月の夜に黒騎士になっちゃう) ・柏崎俊(今回の主人公。優を勝手にライバル視) ・プリエ(月の光の精霊。猫みたいな小さい僧侶)
「おい待てよ夜鷹優!」(①) 林間学校、1日目の夜。 就寝時間を過ぎているにもかかわらず、優は一人、外に出て行ってしまった。 柏崎俊は急いで彼のあとを追った。 それでも構わず優は森の深くへ進んでいこうとする。 「そんなとこまで行ったら先生に怒られるぞー!早く戻れよ!」 奥へ奥へ。進んだ先で、少しだけ木々の密度が低くなっている場所があった。 ちょっとした休憩所のようだ。 そこでようやく優は立ち止まった。 「お前......人の話聞けよな!?何考えてんだよ!もう夜の10時過ぎてんだぞ!!」(②) 優はゆっくりと振り返った。 今夜は新月。一切の月明かりすらない。 俊には優が今どんな顔をしているのかすら認識できなかった。 しかし、何かいつもと様子が違うことだけはわかった。 ……そう、今日は”新月”なのである。 聖魔法と闇魔法のサイクル。新月の時には、聖魔法は弱まり、闇魔法は活性化する。 現実世界でも、その理(ことわり)は変わらなかった。 優の姿が、変わっていく。 闇のオーラをまとった騎士の姿だ。その右手には黒く光る剣が握られている。 「なっ......なんだよその格好!!それに剣なんて......」 言い終わる前に、優は俊に向かって剣を振り下ろした。 「うわっ!?」 俊は間一髪で避けたが、転んでしまった。 「何してんだよ!!危ねーだろ!!今避けてなかったら大ケガしてたぞ!!」 いつものようにツッコむが、優はまるで人形になったかのように表情を変えない。 (嘘......だろ......?何が起こってるんだ......?) 俊はもちろん、異世界の存在は知らない。目の前で禍々しい殺気を帯びて剣を握る彼の姿も、現実世界では信じられないような光景だった。 俊が動揺している間にも、優は攻撃を続けた。 慌てて転がって避ける。ジャージが土で汚れる。 優は、宿舎があった方向に向かって歩き始めた。 「......今になって戻る気なのか......?って、この状態じゃ、他のやつらを襲うんじゃねぇのか!?おい夜鷹優!!!」 俊は来た道をもう一度追いかける。 優は振り返って一閃。衝撃波が飛ぶ。 それは俊に直撃し、その体を吹き飛ばした。 「くっ...」 なんとか体勢を立て直す。 心臓が跳ねている。動揺や恐怖とともに、彼の心には勇気の灯が燃え上っていた。 俊は痛みに歯を食いしばりながらも駆けだし、優の目の前に立ちふさがった。 「......他のやつらのところには行かせねぇぞ......オレが相手だ、夜鷹優!!」(③) そう言い放った時、一匹の光る生き物が現れた。 優のポケットの中に潜んでいた、プリエである。 「俊様、あなたの力じゃ敵いませんよ」 「はっ...!?誰だよ!!登場してすぐ侮辱してくるんじゃねぇよ!!」 プリエは、俊の目の前にふわりと降り立った。 「侮辱してなどおりません。これ以上の無理は禁物です。ここはプリエにお任せください」 そう言うと、目の前の生き物は白く輝く杖を取り出し、高く掲げた。 優の周りに、薄い光のシールドが張られる。 「これである程度は優様の攻撃も外には出ません」 「なんだよこれ......できるんだったら最初からそうしろよ!?」 「新月の時に魔法を使うのはかなりのリスクがあるんですよ......なるべく使いたくはないのです」 「ま、魔法......?さっきの魔法だったのか......って、魔法って存在したのかよ!?」 「俊様」 俊のツッコミをさえぎって、プリエは話し出した。 「先ほどはユウ様がすみませんでした。優様は、新月の夜になると、とある事情で力が暴走してしまうのです......。明日の朝になれば元に戻りますので、ご安心ください。それと......今日のことは、秘密にしてもらえませんか」 「秘密......にはするがとりあえずさっきから情報量が多いんだよ!!なんだよ魔法とか新月の夜で暴走するとか!!そこらへんは教えてくれよ!!」 「話すと長くなってしまうので......もう夜も遅いですし」 「いーや気になって眠れないから意味ないね!!」 「あなたの仲間も心配しますよ。先生にも怒られますしね」 「さっきまでファンタジー増し増しだった奴が現実を突きつけるな!!」 「あなたの勇気ある行動に感謝します。では」 「勝手に去っていこうとするなー!!!」 俊の叫びが夜の森にこだまする中、プリエは構わず優の入ったシールドを連れて飛び立っていった。 取り残された俊は、遠ざかっていく光を見つめながら、ただ呆然としていた。 (さっきまでのはマジで何だったんだ......?現実じゃないみたいだ......) 自分が止めていなかったらどうなっていたのだろうか。もしあの謎の生き物さえもいなかったら、本当にクラスメイトが危険にさらされていたのかもしれない......。 その時に自分には何が……。 そこで俊は唐突に我に返った。 「って、マジで先生に怒られちまう!!急いで帰らねーと!!」 俊は宿舎までの道を、木の根につまずきながらも慌てて走っていった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー めちゃくちゃ背景アイビスの素材に頼らせていただいております。1枚目以外は背景アイビスのを加工したものです。 そしてせれはアニメをほぼ見ない人間なのでアニメ風と言ってこれでいいのか全然わかってないです!!(( #そゆクエ