ああやって星を見て、そしてそれこそ“星”と断定する君たちが気に食わない。 この星空にあるちいさな金砂のきらめきが星であって、虚無に浮かぶ岩石の塊を星だとは思えなかった。 いつから? ああ、僕の手をすり抜けた愛おしい君が僕を不安げに見つめている。僕に何か感情を抱いている。 素晴らしい眺めじゃないか? ここに降ってきた飛行機から操縦士が出てきて、そして親愛なる王子に挨拶しなくてはならない。 いつから? ……何時からだ? 僕がこうなってしまったのは… 頭が痛い。眩暈がする、 どうしようもなく良い香りがする。 本能がそれを飲み込めと叫ぶ。 美味しそうだ。きっとそれは食べ物なのだろう。 さっきチャイムが鳴っていた。あの子には何枚も訳のわからない手紙を送りつけてしまった。申し訳ない。 今僕は何に手を伸ばしている? わからない。 柔らかくてあたたかい。形状から察するに、ふわふわもちもちのパンなのd 赤い…?