ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「なぜだ…」 「なぜ[ニンゲン]がいない…?」 私は、静寂の要塞の中でそう呟いた。 「ずっと探した…なのに…なぜ…」 私は[ニンゲン]を守るために生まれた戦士だ。一年前まではワタシは[ニンゲン]を守るために戦い続けていた。 だがある日、ワタシは敵の猛攻撃によって剣、命守膜、戦士目、感知線が破損した。直すには1年もの時間が必要だった。そのためワタシは眠っていた。ワタシの修理が終わるのを待ちながら。そして眠っていた有様がこれだ。 「どこに言ってしまったんだ…[シンテンチ]に行ったのか?それならなぜワタシは置いていかれたんだ…?」 ワタシはずっと幾千万もの可能性を考え続けた。その時、ある1人の[ニンゲン]のような存在が現れた。 「どうも!そんなところで何をしてるんですか?」 「…………………[ニンゲン]?キサマ、[ニンゲン]なのか!?」 「ん〜?あぁ、そういうことですか。かわいそ〜に」 「何を言っている…」 「あぁ、まぁあなたには分からないでしょうね…ま、なんせ1年眠ってたんですし。ま、話してあげますよ」 そこでその[ニンゲン]らしき存在はある事実を語り始めた。 「ここは…[規制済み]のセカイの並行世界線上のセカイなんですよね。まぁそこで人間はある生物によって絶滅に追いやられていたと。」 「そこであなたが作られたんですよ。人間を守るためにね。」 「そんなことくらい知っている。」 「ここからですよ!まぁ半年前くらいに要塞に攻めてきたんですよね。[ガイア]が。」 「…何!?」 [ガイア]というのは10年前から急に現れた正体不明の生物…人間を脅かす醜い生き物だ。そしてその存在は話を続けた。 「急に襲い掛かられた人間はパニックで完全完璧に劣勢でしたね!まぁそれであっけな〜く絶滅しちゃったんですよねぇ〜」 「何だと…ならば…ワタシは…何のために…」 「何のために…何をすればいいのだ…」 ワタシは絶望した。ワタシは[ニンゲン]を守るために造られた存在であるというのに、その守る存在を失い、自分の存在意義すら失ってしまったからだ。 だがそこでその存在はあることを言い出した。 「それなら…並行世界戦上にある人間が生き残ってるセカイに連れて行ってあげましょう!」 「どういうことだ…?」 「そのまんまですよ。あなたは人間を守りたい。なら僕が人間が生き残ってるセカイに連れて行ってあげて、人間を「1日だけ」守ることができます!どうですか??」 「…………ワタシは人間を守るために生まれた存在…どんな人間であろうが…ワタシは人間を守る…」 「その話…乗った…」 「ありがとうございま〜っす!!!ではそれまでここで過ごしとくのもつまんないと思うので、連れて行ってあげますよ!僕の…いや、僕たちの基地へ!!」 「キサマ…らの…基地?」 「行きますよ〜!レッツゴー!!!」 「待て…キサマの名を聞きたい…」 「僕の名前ですかぁ?僕の名前は…」 「スプライト1ですよ」
BGM・sho様(DOVA)