#1 ⚫︎ーーーーーーーー薄っぽい記憶ーーーーーーーーー⚫︎ 、、、 俺は死んだんだな 前からトラックが突っ込んできて そこから何があったか覚えてない 会社の同僚、家族、妻子、、、 もう会えないんだな、、、 ああ、意識が遠のいていく、、、、、 ⚫︎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー⚫︎ (目が覚める。) ここはどこだろう… ふと見ると、そばに1人の少女が立っていた。 「あ、起きましたか?」 その少女は声をかけてくれる。 「ああ、、、」 頼りない声が出た。 「、、君は誰だい?」 多分この人は命の恩人だと思い、名前を聞く。 「あ、櫻川奏です!」 元気に答えてくれた。よかった。 じゃあ早速気になることを聞いてみよう。 「君が僕を治して?」 「いや、私は助手で、、、」 奏さんは助手らしい。じゃあ誰が主治医なんだ? 「じゃあその人に会わせてくれ!」 「いや、今は疲れて眠ってまして、、、」 そりゃそうだ。瀕死の僕を頑張って助けたのに 疲れていないわけがない。じゃあ会うのは後だ。 「じゃあ会うのは後だな」 立てた。僕はもう立てるようになったようだ。 なぜこんなに早く回復しているのだろう?聞いてみる。 「というか瀕死の僕をどうやって助けたんだい?とてもできるようなものじゃないと思うんだけど、、、」 「実は、手術をしたのは未来人でして、、、」 未来人。きっと一世紀先ぐらいだろう。なら瀕死の僕を治せるのも納得できる。 「体の機関を機械と大体取り替えてしまいまして、、」 「ああ、それなら、、、」 「って機械!?」 僕は思わず驚いた。それは流石に現実にはないだろう、 と。でも未来人ならあり得るかもしれない。 「はい」 素直に答えてくれる。すごい冷静だ。 「だから声が変なのか、、、妙に機械じみた、、、」 機械と言われれば納得しかねない声だった。 今気づいたがこの子は僕の名前を知らないんじゃ? 「というか自己紹介をしてなかったね()」 ちょっと焦る。 「僕の名前は石垣山鉄朗。25歳」 「ただ、困ってる点があって、、、」 いきなりかと自分でも思った。 「自分の家族のことを思い出せないんだ、、、」 まるで元からいなかったみたいな感じがする。 それぐらい忘れている。 「自分の家族も、家も、、、」 「まるでアニメによく出てくる衝撃による記憶喪失みたいだ、、、」 とっさにその表現が出た。ほんとによくあるだろう? 「それについては記憶喪失であってると思います」 奏さんも同感してくれた。ふう。 「とにかく、私の家でよかったら住んでください!」 「え?」 「だって、家が思い出せないんでしょう?」 心の中は驚きでいっぱいだった。 でも家が思い出せないなら住むしかない。 何かお手伝いにもなれるかもしれない。 ひっくり返したら急に意見が変わってきた。 「まあ、、、」 しどろもどろみたいな声が出た。 「だったらお邪魔させてもらおうかな」 認めた。言い方がもう変わっている。 「よし!そうと決まれば早速部屋の準備だ!」 作者からのコメント 結構大変なんですね小説版って。一つ一つの言葉に込められた想いを表現するのが特に。 ちょっと変なところもあるでしょうが多めに見てください。