僕が初めて書いた小説の第1章です!本文はメモとクレジットに書いてありますが、この下の予告編から読むことをお勧めします。画像はai生成です。 予告編:https://scratch.mit.edu/projects/1281553105 第一章:このプロジェクト 第二章:https://scratch.mit.edu/projects/1282724031 第三章:https://scratch.mit.edu/projects/1282950138 第四章:https://scratch.mit.edu/projects/1283902395 第五章:https://scratch.mit.edu/projects/1284730669 完結編:https://scratch.mit.edu/projects/1284731173 この小説は、_DiusKeD_さんの作っていた小説を読み、作りたくなり作った小説です。_DiusKeD_さんに感謝します。
第一章 田舎の日常 時は1990年。列島の背骨をなだらかに下り、地図に描かれた山々の先に、ポツンと小さい、山に囲まれた村があった。その村は、時代の進歩から置き去りにされていた。そんなちょっぴり寂しい村に生まれた少年の名は、九十九 航(つくも わたる)。彼の家は、ただでさえ貧しい村の中でもとても小さい、貧しい家だった。食料がなければ畑を作って育てる、水がなければ半日かけて山の上まで汲みに行く。そんな暮らしを送っていた。しかし、そんな彼にも夢があった。「いつかは、発明家になって、世界を救う男になる。」そんな夢だった。しかし、村の人々は必ず口を揃え、こう言うのだった。「そんなことできるわけない。そんなこと考えてる暇があったら働け。」そんな言葉に、航の心は、ひどく傷ついていた。しかし、夢をどうしても諦めたくない航は、村の裏に、小さな小屋を作った。そこで、人々の目を盗み、勉強するのだった。航は、こう考えていた。「今は何もできなくても、勉強すれば、何か考えが浮かぶかもしれない。」その言葉だけが、航にとって、唯一の希望だった。そんなある日。村の人々が、航の勉強小屋を見つけてしまったのだ。航は焦ったが、人々は何も言わず、航の勉強小屋を壊した。斧やくわ、色々なもので小屋をめちゃくちゃにしたのだ。人々がいなくなった後、航はめちゃくちゃになった小屋の跡に立ち、静かに考えた。 小屋は壊された。だが、心まで折れたわけではない。これは神様が自分に突きつけた挑戦状なのだと、彼は無理やり自分を納得させた。 「壊されたなら、また作ればいい。次はもっと、頑丈なものを」 航は再び槌を振るい、小屋を再築した。そして、一つの結論に辿り着く。 夢への道は遠い。ならばまずは、身近な不便を解決する『小さな発明』から始めよう。それがいつか、世界を揺るがす巨大な歯車になるはずだ。