ディエスケッドです。贖罪の大鎌という小説を書いてみました。感想を宜しくお願いします! 前回 ない 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1276426624 <注意書き> ・この作品はゲームHero Warsをもとにしてつくられた二次創作です。 ・キャラクターなどの説明は中にあります。 ・絵はAI作成です
THE HERO WARS <贖罪の大鎌> <陽炎> 炎のタイタンの力から突然命を生み出された正義の精霊アスタロスの口癖は「この世界を灰にしてやる。」。 アスタロスがうみだされたとき、彼は「裁きの炎」として【タイタンの谷】で有名なイグニスの命令に従い続けていた。その方が自分にとっても、イグニスにとっても都合がいいからだ。 イグニス「アスタロス、申し訳ないが、神がお呼びだ。」 イグニスは誰から見ても明らかに悲しそうな目と声でそうはなった。それを聞いてアスタロスは不思議そうに問いただした。 アスタロス「神、、?それはいったいどこにいるんだ?」 生み出されておよそ18年がたつ。それまでアスタロスはずっと見たこともない神に忠実で逆らうなどはしなかった。アスタロスは褒められるのか?それともほかの何かがあるのだろうか。 イグニス「神は【天使の街】の中心にいる。何があるかは直接聞いてくれ。そして私に何かあるなら私の元へ来てくれ。」 アスタロス「わかった。それじゃあ行ってくるよ」 そういうとアスタロスは街の中心へと向かっていった。イグニスは悲しい目でアスタロスを送り出した。 アスタロスの心臓はいつも以上に音を立てていた。ただごとではないということがわかる。もしかして今までの行動になにか悪いことがあったのか?しかしそれだとイグニスの方が罰せられるはずだ。このまま行かずに逃げてしまうか?いや、それは彼の天使としてのプライドを傷つけることとなった。アスタロスはこのような負の考えをうかんだまま神のもとへと足を急いだ。 神のもとへ向かう途中にアスタロスはとある人物に出会った。 ヴァルキューレ「、、アスタロス、久しいじゃないか。どうしたんだ?」 ヴァルキューレとは天使の街で仕事をしている神だ。その圧倒的な強さからミニオンからも恐れられている。 アスタロス「神が俺になにか用があるらしいんだ。イグニスから聞いた。なんの用なのかは知らないが神の言葉だ。従うしかない。」 ヴァルキューレ「そりゃ褒められるだろう。君はいつも仕事を丁寧に過ごすじゃないか。」 ヴァルキューレの言うとおりだ。アスタロスはこの18年間毎日のように仕事をこなし続けている。 アスタロス「そうだといいんだが、、」 そう言葉を交わしてアスタロスは神のもとへと急いだ。 アスタロス「、、ここか、、?」 彼はついに神のいる元へ着いた。その建物はとても大きいとは言えないくらいで彼のような天使が住む程度だった。彼はその建物に入ろうとしたがどうやら番人のような人が建物を守っていた。 アスタロス「開けてくれないか?神に呼ばれたんだが。」 彼がそういうと番人は何も言わずに道を開けた。彼は神がこのような管理の仕方で大丈夫なのかと不安でしょうがなかった。ドアの先は光で満ちていた。目を細め先へ進むと光が弱くなり、目を開けるほどになった。その世界を見てアスタロスは驚愕した。建物の外観とは全く違うほどに中は広かった。改めて彼は神の力に驚愕した。部屋には神以外に色々な天使と思わしき女性らがいた。 神「アスタロス。」 アスタロス「、、なんでしょうか。」 神の雰囲気にアスタロスは初めて恐怖という感情が芽生えた。 神「君の仕事っぷりには驚きだよ。天使としてまだ間もないのに他の天使よりも活躍をしている。君の願いを一つ、叶えよう。」 予想とは外れた反応にアスタロスは目を大きく見開いた。 アスタロス「願い、、ですか?」 アスタロスには願いがない。というよりは今の生活が充実しているからだ。朝に起き、趣味をし、仲の良い者と喋り、仕事をし、好きなものを食べて、寝る。今の生活に満足しているのだ。 アスタロス「現状、願いという願いはありません。ただ、強いて言うならば。」 彼の好きなものはワインだ。天使の世界では少し高価なもので有名でアスタロスは仕事終わりに少しずつ飲むのが日課だ。 アスタロス「ワインを、、10本、、もらえますでしょうか?」 神「もちろんだアスタロス。その願い、叶えよう。君の家に届けておくよ。」 アスタロス「ありがとうございます。」 アスタロスはそういうと建物を出た。神が予想とは違う反応を見せたことに対してうれしかった。 アスタロス「よかった、、本当に怖かった、、」 アスタロスは安堵し、今日の仕事が終わったので親友のもとへ向かった。 親友、セラフィムが住む場所はタイタンの谷の小さな小屋に住んでいるが本業は立派な天使。アスタロスと特に仲が良い。 アスタロス「おーい、セラフィム~」 セラフィム「アスタロス、、!イグニスから聞いたぞ、神に呼ばれたんだってな。その感じだとうれしいことがあったみたいじゃないか、なにがあったんだ?」 セラフィムはいつものように声を弾ませてアスタロスに問いかけた。 アスタロス「聞いてくれよ、俺も最初は不安だったんだが俺の成績が認められたようだ!その報酬としてワインを10本くれたんだよ!」 セラフィム「10本、、!?やっぱお前消極的なんじゃないか?あんたの仕事っぷりならもっと頼めばもらえるだろう。」 セラフィムはアスタロスに笑いながら言った。実際にそうなのだ。アスタロスは10本、いや、100本どころではないくらい頼めばもらえるだろう。それほど、彼はまじめで忠実なのだ。、、、このような会話をしていると、とある二人組が通りかかった。 ルイ・ロデレール「セラフィム〜、久しぶりだな。」 ルイ・ジャド「セラフィムさぁ、そんなやつとつるんでないで早く俺達と仲良くなろうぜ~」 ルイ兄弟。天界では有名な双子だ。二人でともに行動し、その分仕事をこなすのが早い。が、しかし彼らはアスタロスのことが嫌いだそうで。 アスタロス「、、、ルイ、、」 ルイ・ジャド「ん〜?聞こえないぞ?」 ジャドはアスタロスを見下すような態度であった。ロデレールも同様にアスタロスを卑下している。 セラフィム「あんたらいい加減にしろよ?俺はお前らとつるむ気はない。俺は昔アスタロスに命を救われたんだ。あんたらとアスタロスは違う。」 セラフィムは一歩前に出た。 セラフィム「お前らが諦めるまで何度でも言ってやる。俺らはお前らとは違う。」 ルイ・ロデレール「今日ものってくれないかぁ、断固だねぇ。」 ルイ・ジャド「俺らもお前みたいな人材が味方になるまで何度でも遊びに来るからよ」 そういうとルイ兄弟は去っていった。アスタロスは心なしか少し寂しそうだった。 アスタロス「あいつら、俺が来ないときもあんたにこう来るのか?」 セラフィム「そうなんだよ。俺がいくら言っても毎日のように来やがる。そろそろいい加減にしてほしいよ。」 セラフィムは呆れながらアスタロスに語った。 セラフィム「すまんな、巻き込まれてしまって、、」 アスタロス「いや、俺が弱いのが悪い。俺ももっと鍛錬を組まなければならない、、」 セラフィム「何言ってんだ。お前と俺、そしてあいつらはまず役職が違う。お前はタンクだが俺とあいつらは戦士。それぞれに良いところはあるからあんなやつらの言ってることなんてきにしてはいけないぞ。」 アスタロス「そうだな、、自信をもてた。ありがとう。」 セラフィム「じゃあ俺はまだ残ってる仕事があるからやってくるよ。」 アスタロス「あぁ、頑張って来いよ。」 そういうと二人は別れた。アスタロスはセラフィムの言葉に安堵し、自宅のあるタイタンの谷の小さな孤島へと帰っていった。 アスタロスが家に帰るといつも出迎えてくれるものがいる。 アナメント「おぉ、おかえり。少し遅かったじゃあないか。またセラフィムのところに遊びに行っていたのか?今最近は天使が何者かによって殺されているという事件が相次いでいるから気を付けてくれよ?」 アナメント、彼はアスタロスの家に”勝手に”住み着いている天使だ。いつから居候していたかはアスタロスですら覚えていないが、すっかり仲良くなり家族のような存在だ。アナメントもワインを好んでおり、アスタロスとよく楽しんでいる。 アスタロス「あぁ、セラフィムのところにいってきた。そんなことよりも今日は神から報酬をもらえたんだ。そのワインを一緒に飲もうじゃないか、、!」 アナメントは少し考えながら告げた。 アナメント「そうだな。ありがとう。」 天界ーー 空は深い瑠璃色に透き通り、紺青と白金の雲が静かに波打つ。 無数の空中庭園が、やわらかな風に溶けて消える。 大地は雲よりも軽く、 透明な花々が夜明けには光のしずくを宿す。 時折、輝く鳥たちが尾を引き、虹色の弧を空に描いていく。 天界に夜は訪れない。 透き通った空気のもと、天使たちがこれからも神のために。真の正義のために。働いてゆく。