かるのは国語力ひとつもないです。気をつけてください。 ----------------------------------------------------------------- 「月詠伝」第一章第一節「神奇蓮・主神ゼウス」 何か胸騒ぎはしていた。でもここまで......。 時は戻り今から二十年ほど前、世界は神の手中にあった。そしてもちろん神にも役割はある。その中の俺は主神のデウスだった....。 「よっ。元気かアポロン!」 友達のアポロンに俺は元気よく挨拶をした。彼は、俺の友達だ。5歳の時からの仲で最近でも仲良くしているほどだ。 「よ、おはよう。お前最近調子いいよな。主神の試験に受かったんだから。」 そう、俺は天界で行われる主神決め大会にて優勝して、主神になったのだ。なんで、決勝戦の競技がダジャレだったのかは置いておこう((( 「じゃあ俺仕事行ってくる!」 「そんなこと言ってないで俺と遊べよ〜。そっちは仕事きついよ給料やすいよ休みな((((殴」 「知らねえよ。俺は神の責務を全うするだけだ。」 「そうかよ、少し残念だが頑張ってこいよ!ガムはあげねえけどww」 「俺ガム苦手」 「は?」 「まあとりあえず頑張れ!!応援してるぜ!!」 そういう力強い応援が聞こえて気がした。 ----------------------------------------------------------------- 俺は、次に実家に挨拶することにした。 「こんにちは。俺..受かったよ!!」 「すごいよ!にいちゃん!」 来たのは冥界神ハデスだ。俺の弟で生まれた時からその神だった天才だ。俺はハデスに抱きついた。 「ありがとな!応援してくれて!」 「ねえ、これからもにいちゃんと一緒に遊べる?」 「ごめんな。仕事が多くてな、見回りや書類の整理、政治とか色々しなきゃいけないんだ。」 「給料は?」 「ない。」 「仕事きついよ給料安いよ休みな((((殴」 「おいおい、それアポロンも言ってたぜw」 さっきの話を聞いてみんなの歓声が響き渡った。2 人を除いて...1人目は俺の兄だ。名前は、末神エンド 。彼もまた、神の選抜で末神に選ばれた。だが彼は基本無口だ。祝えないのには何か理由があるのだろう。 もう1人は俺のクソ親父だ。昔から、俺の夢を反対し続けてそのためにはどんな手段を選ばなかった。そう、どんな手段も。 実家の報告の後の歓声は、唐突に終わった。 「このくそ野郎..なんで神になんかなりやがった。神ってものはクソなんだよ。見守ってるとかそういう綺麗事ばっか吐いて、そういうのが気持ち悪くて仕方がないんだよ!!さっさとでてけ!!」 その一声の怒声で歓声はパッと静まった。その後、ひやっとした感覚と少しいたかった気持ちを覚えている。俺は缶ビールを投げつけられてびしょ濡れになった。ポタポタと雫が垂れていて、それは汚い黄金色だった。 俺は許せなかった。他人の気持ちを土足で踏み躙るようなやつを。それがあいつだってことを。その時、俺は決断したんだ。 二度と家には帰らない。いや、帰りたくない。 その家の前には、泣き叫んでるハデスがいたが、俺は帰るつもりはない。ごめん。そう思った矢先、しょっぱい水が目から垂れてきたのを今でも覚えている。 ----------------------------------------------------------------- 出てきてすぐに誰かが人を殴っていた。集団リンチというやつだろう。見た瞬間、頭に血管が浮き出た。俺はそれを止めずにはいられなかった。 「やめろよ。」 「あ〜〜ん?テメェ、口答えしなきゃいいのによ、教えてやるよ。現実を。」 「.....こい。」 だが、相手も相当のやり手だったのだろう、俺はボコボコにされ、見ていた人から失望された。「こんなもんなんだ」、「こんなやつで神が務まるか?」、「俺の方がマシだ」、そういう侮辱の声がずっと続き耳が痛くなった。唇を噛み締めた。 「こいつ神なんだwwただの雑魚じゃねえか。ゴミムシだなwww」 俺は不意にそこから逃げ出した。最後まであいつらの笑い声が聞こえてきてはらわたが煮え繰り返った。 --------------------------------------------------------------- ボロボロの体で歩いていると、路地が見えてきた。その下に何かが落ちていた。 「なんかの輪っか?」 黄色い輪っかだ。ただの輪っかのはずなのにものすごく、被って見たくなってしまう。カリスマというものなのだろうか。思わず被ってみると声が聞こえた。 「やあこんにちはデウスくん。私の名前は...蓮と名乗っておこうか。」 「なん..だよ。」 俺はもう答える元気はなかった。 「君は..今の社会に恨みはあるかい?」 「........」 そんなわけないと言おうと思ったが、ふと思った。さっきの光景を見ろ。いいことをした人が善、悪いことをした人が悪。それが自然の摂理だ。でも、さっきの光景は強けりゃ善、弱けりゃ悪だ。弱ければみんなから捨てられ、ゴミと化す。そんな世の中に不満を持つにはいられないだろう。 「.....ぁります。」 「ほう。それはなぜだ?」 「彼らは自然の摂理に抗っています。それらは正しいとは言えない。でも、この世の中は強ければ自然の摂理に抗ってもいいことになってしまっている。そういう意味では不満は...あり..ます。」 「クククククク....ははははハハハハ!!!」 「!?」 急に笑い出したから君が悪くなり、思わずドン引きしてしまった。 「いや..いや..いいねぇ...w君みたいな面白い人は初めてだと思ってね。どうだい?僕はある組織をやってるのだがそこに入る気は?」 「は?ある組織?何をやる気だよ。」 「私たちがやろうとしてるのは革命だ。この自然の摂理を正すためにこれをやろうとしている。」 「それは....本当か?」 「ああ、私は嘘をつくのは性に合わない。」 さっきの出来ごとを一つ一つ丁寧に思い返した。あんな自然の摂理に合わない奴がいる、それを思うだけで頷きたくなった。藁にも縋りたかった。その一心で俺は頷いた。その瞬間意識がなくなった。 メモとクレジットに続く。
使い方の続きです。 何時間かしただろうと思い目を覚ますとここにはありえない光景が映っていた。それは、街が燃え、下には人が倒れ、俺の前には信じられない光景が映っていた。 手を見ると血がついている。 「ぉ..れ...?俺が人を...?」 俺はこんな酷いことを...?そんなことを思うと少しも声が出なかった。 その中にはアポロンが倒れている。出血死しているのか。でも少しだけ意識がある。ホッとしたのも束の間怒声が飛んできた。 「テメェ、俺たちの幸せをぶち壊すなよ!!クソ神!!!」 信じられなかった。普段アポロンはこんなに怒る奴じゃない、怒るとしても冗談で怒る時と一回だけ。一回だけ彼の親にイタズラで落とし穴に落として腰を痛めさせた時くらいだ。 その瞬間に謎の感情が浮き上がった。彼に対しての怒りでもない、自分に対しての情けなさからの悲しさでもない。それは狂気だった。もうどうでもよくなったのだろう。 「ヘヘヘヘ...死んでみるか..?」 次の瞬間アポロンは倒れていた。悲鳴も何も聞こえなかった。自分の感性はおかしくなっていた。気づくと目の前に大量に出血しているクソ親父がいた。とうせ、反吐が出るようなセリフを言うのだろう。早く死んでほしい。そう思った。 「お前、そんなやつじゃなかっただろ。」 「....は?」 その瞬間一瞬油断した。なんでこんな時に?そう思った。 「お前の神になるのを反対したのはおれが父だからだ。何よりも俺はお前たちの平穏が好きだ。ハデス、そしてお前もな。神になって、お前が壊れるのが怖かった。お前が責任で潰れるのが、お前がもう廃人のように倒れるのが怖かった。それを俺は..防ぎたかったんだ。やり方は強引だったかもしれない。だから、今思ったんだ。このように血だらけになるのは当然の結果だと。」 「許してもらえるわけではないとはわかっている、それでも...ごめんな。ほんと..ほんと不器用だったな...。」 俺は涙が出た。なんでだ。なんでだよ。なんで俺は勘違いをしていたんだ。俺は泣き崩れた。そして父さんに抱きついた。嬉しかったんだ。その瞬間輪っかは外れた。なんで外れたのかを考えもしなかった。ただただ嬉しかった。 「ごめん..!俺間違ってた。勘違いしてたんだ...!!それで世の中が間違ってると勝手に思って、それで狂気に満ちた行動に走って..それで..!」 「良いん..だ。お前の責任を守るのも俺の仕事だ。」 そして泣き叫びながらただ嬉しかった。自分を大切にしてくれて、不器用だろうがなんだろうが俺たちを第一に思ってくれて。そう思いながら父の瞳を見ながら何度も叫んだ。全て言い終わった後に腕の中にいる父を嬉しそうにみると、父の意識はなかった。父は...死んだのだ。 ----------------------------------------------------------------- 「....は?」 わかっていたさ。父さんはもう直ぐ死ぬと。あんだけ出血しているからと。さっきまではこんなに望んでいた死なのに、今となると絶望が込み上げてくる。 周りには死んだ人間。その後ろには泣き崩れていて、片目が潰れていたハデスがいた。何やら呟いている。 俺は倒れた。体が疲れたとかじゃない。精神も何もかも限界だった。 ....どうでもいい。もう何もかもどうでもいい。自分の人生とか自分の未来とか愛情とか、全てどうでもいい。輪っかを持つとまた声が聞こえる。 「残念だね....。こんな悲しいことが。」 「うるせえよ。てめえが殺したんだろうが....!!」 「はは..もう君も捨てたらどうだい?人生。僕はもう人生を捨てる気で動いている。だからこんな酷いことができる。それと同じさ。君も人生を捨てれば、僕を殺すこともこの世を変えることもできる。」 「人生..!?そんなもの..!!そんな..もの。」 普通は暴言を吐きたいのに、心がそうしてくれない。 いや俺はあんな非道なことはしたくない。だから俺はやりたく...いや、もうやってるじゃないか。あんな許されないことをやって今更綺麗事を吐くつもりなのか...? もういい。どうでも..いい。 その後俺はゆっくりと輪っかを被った。 意識が消えた。光も消えた。 その瞬間彼の周りの空気が一気に変わった。 「ハハハハ....実に愚かだ!断罪の意思を自らの新年によって潰すとは!バカなものだよ...wwwだが少しは面白かった...お前の覚悟に従い名を残しといてやる。」 「俺の名は今から...神奇...神奇蓮だ。」 俺は新しい自分に生まれ変わった。 のちに新たな人間が俺と同じように生まれ変わるのはのちの話....。 ----------------------------------------------------------------- 「神奇蓮・主神デウス」「能力:神宿」 No.3の手引きによって加入。かなりの能力の逸材と面白い信念を評価し、最高幹部に任命。 第一章第一節「神奇蓮・主神ゼウス」終わり。 参考@tyomuko22様